保険薬局で算定できるすべての項目を、別表第三の条文・要件・点数とともにわかりやすく解説。調剤報酬点数表(別表第三)に基づく令和8年改定対応版。
前回(令和6年度)改定からの主な変更点を、保険薬局の実務目線で整理しました。「何が変わったか」と「薬局の対応」をセットで確認できます。出典:令和8年度診療報酬改定の概要【調剤】(厚生労働省保険局医療課)。改定率は全体+3.09%(うち賃上げ分+1.70%・物価対応分+0.76%、薬価▲0.86%)。
面分業促進のため一部評価を引上げる一方、都市部で集中率が高い新規開設薬局の評価を引下げ。調剤基本料3ロ・ハの同一グループ300店舗以上区分を撤廃、医療モール関係薬局の集中率計算を見直し。
▶ 薬局の対応:自局の区分・集中率・グループ規模を再確認。
名称変更と評価の見直し。あわせて後発医薬品調剤体制加算は撤廃。
▶ 薬局の対応:新要件での届出可否を確認し、撤廃加算分の影響を試算。
バイオ後続品(バイオシミラー)の使用促進体制を評価する加算を新設。対人業務でもバイオ後続品の品質等の説明に対する評価を設定。
▶ 薬局の対応:バイオ後続品の在庫・説明体制を整備。
医療DX推進体制整備加算を電子的調剤情報連携体制整備加算へ改称し評価区分を一本化。医療情報取得加算は廃止。
▶ 薬局の対応:電子処方箋・マイナ保険証活用体制の届出を見直し。
医師と薬剤師の患家同時訪問の評価を新設。訪問間隔を「中6日以上」→「週1回」へ見直し。複数名訪問の評価も新設。在宅薬学総合体制加算は要件強化・評価引上げ。
▶ 薬局の対応:訪問計画・記録様式を新基準に合わせて更新。
かかりつけ薬剤師指導料・包括管理料を廃止。電話等のフォローアップ、残薬調整の患家訪問、総合的な服薬管理など実務に対する評価へ転換。
▶ 薬局の対応:新たな評価体系での算定フローを再設計。
調剤管理料の日数区分を見直し、調剤管理加算は廃止。残薬対策強化のため減数調剤の指示様式も見直し(評価引上げ)。
▶ 薬局の対応:レセコン設定・残薬調整フローを更新。
物価高・賃上げ対応の評価を新設。夜間休日調剤の選定療養化。無菌製剤処理加算の増点対象を15歳未満へ拡大。在宅患者オンライン薬剤管理指導料を服薬管理指導料へ一本化。
▶ 薬局の対応:掲示・同意取得・賃金改善計画を整備。
※ 各項目の点数・算定要件の詳細は下記の各ページで解説しています。最新の告示・通知・疑義解釈を必ずご確認ください。
加算1〜5の5区分体制。後発医薬品割合・体制要件・必須・選択項目の組み合わせで最大67点まで算定可能。
電子処方箋・電子薬歴・マイナ保険証活用体制の整備を評価。月1回8点。医療DX推進の中核加算。
都市部・医療モール内の新規薬局に▲15点の減算。既存薬局は対象外。立地依存の是正措置。
残薬調整による調剤日数変更を評価。在宅患者・かかりつけ薬剤師は50点、それ以外は30点。
複数医療機関からの多剤処方患者への処方医への照会・処方変更を評価。最大50点。
加算1(30点)と加算2(単一建物1人100点・それ以外50点)の2段階体制。在宅対応力を評価。
薬局職員の賃金改善を評価するベースアップ評価料(4点)と物価対応料(1点)が新設。
後発医薬品調剤数量割合50%以下の薬局に▲5点の減算。月600回以下の薬局は対象外。